Maoko's Atelier of Fine Arts

増山眞緒子さんの絵画芸術の世界へようこそ

このサイトは増山眞緒子さんの遺作となった油彩画やパステル画及び水彩画などの作品を紹介するものです。

　眞緒子さんは2021年5月21日に天国に召されました。
本人の簡単なプロフィールは以下の通りです。最終学歴はカリフォルニア大学（ロサンゼルス校）教育学大学院修士課程修了 M.A.（1980年）。カトリック藤沢教会にて洗礼を受ける。国学院大学、清泉女子大学などで非常勤講師を務める。著書に『共同主観性の現象学』（世界書院：故廣松渉元東京大学教授との共著）、『共同主観性の心理学』（新曜社：単著）などがある。

生前の面影

鎌倉・水平線ギャラリーの個展にて

清里高原の別荘にて

銀座・Gucci Cafeにて

「祈り」
2003年10月18日に天に召された娘の鎮魂のために描いた作品

　本人の言葉によると、最近は、東山魁夷、熊谷守一、黒井健、Andrew Wyeth、Georgia O'Keeffe、Helene Schjerfbeck、Vilhelm Harmmershoi、Robert Heindel 、Nicolas De Stael などの絵画表現に大きな影響を受けています。
　初期には、ダ・ヴィンチやラファエロ（Raffaello Sanzio: 1483-1520）の表現技法を習得することに悪戦苦闘していました。ルーベンス(Pieter Paul Rubens: 1577-1640）やレンブラント(Rembrandt Harmenszoon van Rijn: 1606-1669）などの油彩画の模写を沢山したそうです。
　その後、ミレー（Jean-François Millet: 1814-1875）、エドゥアール・マネ（Édouard Manet: 1832-1883）、ルノアール(Pierre-Auguste Renoir: 1841-1919)、クロード・モネ（Claude Monet: 1840-1926）、ポール・セザンヌ (Paul Cézanne: 1839-1906)などの印象派的な表現法を独習していました。代表的な油彩画を模写しつつ、風景画を描き始めました。本格的に始めたのは、2004年の頃からです。大学生時代にデザイン系の専門学校に通ったり、絵画教室など私塾等にて学んだことはありますが、美術系大学での油彩画教育は受けていません。
　いずれにせよ、東山魁夷、熊谷守一、黒井健、Andrew Wyeth、等々の影響を以下の作品群の中に見出すことができます。

風景画と構想画の油彩画作品のページ
人物画、キリスト教聖画、所在不明作品などの油彩画作品ページ
パステル画、アクリル画、水彩画などの作品ページ
貼り絵の作品ページ

　本人が写真に残した作品の画像と現存する油彩画のクロスチェックをしましたところ、20点近い写真画像に対応する現物作品が存在しませんでした。そのうちの大部分は塗り込められて別の作品に描き直されているようですが、対応関係は分かりません。描き直されて現存しない作品については、「旧バージョン」と明記することにしました。

PDFファイルのフォトブックを作成しました。現時点で、全体は４分冊から構成されることになりました。ほぼ完成段階のPDFファイル形式のフォトブックを提供します。サイズはA5(ISO)です。印刷された紙媒体のフォトブックをご希望の方はご連絡ください。